amazonka で EC2 インスタンスの操作
- 2018/06/24 19:45
-
以前のエントリ1では, AWS の API を golang から叩くために golang の言語機能を一通り触った. 自分は元々よく C++ を書いていたので golang で叩く前にまず C++ から適当に叩いてみていたのだが, ふと Haskell 用の AWS のライブラリの存在を知り, ひとまず触ってみたので, 記録と紹介を兼ねて書き残してみる. 執筆時現時点では, 公式が提供する AWS SDK は awscli を除き C++, Go, Java, javascript, .NET, PHP, Python, Ruby 2となっており, amazonka3 は非公式の Haskell 用 AWS SDK である. 基本的には, まず amazonka を導入した後, 必要となる AWS サービスに該当する amazonka-** を導入する. 今回は, ec2 インスタンスの立ち上げ, 停止を行なったので, amazonka-ec24 を利用した. amazonka は全体のデータのやり取りに Lens を多様しており, 利用者はこの恩恵を傍受できる.
早速であるが, くだらないサンプルを次に示す. とくにいま ec2 インスタンス上で何かしたいことはないので, 東京リージョンでインスタンスを立ち上げて, その直後に落とすこととする5.
module Main where
import qualified Network.AWS as AWS
import qualified Network.AWS.Data as AWSD
import qualified Network.AWS.EC2 as EC2
import System.IO (stdout)
import Control.Lens
instanceIds :: String
= "i-********"
instanceIds
main :: IO ()
= do
main let t0 = EC2.startInstances & EC2.sInstanceIds .~ [AWSD.toText instanceIds]
let t1 = EC2.stopInstances & EC2.siInstanceIds .~ [AWSD.toText instanceIds]
<- AWS.newEnv (AWS.FromFile (AWSD.toText "default") "/path/to/credentials")
env <- AWS.newLogger AWS.Debug stdout
lgr <- AWS.runResourceT $ AWS.runAWS (env & AWS.envLogger .~ lgr) $ AWS.within AWS.Tokyo $ AWS.send t0
res0 <- AWS.runResourceT $ AWS.runAWS (env & AWS.envLogger .~ lgr) $ AWS.within AWS.Tokyo $ AWS.send t1
res1 print res0
print res1
本家の各 SDK と同じように, 必要なサービスごとにライブラリがそれぞれ独立しているので, 基本的にまずは AWS CLI Command Reference をみてから, その操作を行うのに必要とするライブラリを amazonka から選んで導入することで, 実際に動くまでを円滑に進めることができるだろう.
参照
- “amazonka: Comprehensive Amazon Web Services SDK.” http://hackage.Haskell.org/package/amazonka 2018 年 6 月 24 日アクセス.
- “amazonka-ec2: Amazon Elastic Compute Cloud SDK.” http://hackage.Haskell.org/package/amazonka-ec2-1.6.0 2018 年 6 月 24 日アクセス.
- “Network.AWS” http://hackage.Haskell.org/package/amazonka-1.6.0/docs/Network-AWS.html 2018 年 6 月 24 日アクセス
- “Network.AWS.EC2” http://hackage.Haskell.org/package/amazonka-ec2-1.6.0/docs/Network-AWS-EC2.html 2018 年 6 月 24 日アクセス
活動継続のためのご支援を募集しています