Haskell で D-Bus から systemd unit を制御する

D-Bus とはメッセージバスシステムであり, アプリケーション間で互いにやりとりを行うためのプロセス間通信実装の 1 つである. システムデーモン(新しいハードウェアデバイスの追加やプリンタキューの変更などのイベント等)と, ユーザー単位のログインセッションデーモン(ユーザーアプリケーション間の一般的なIPC)を提供する1.

現代的な Linux カーネルの init プロセスにて起動される systemd デーモンおよびその補助デーモンは, D-Bus にいくつかの API を公開している. 私の観測範囲内において, C や Python, Go 等でこれらを利用する例はそこそこ見たことがあるのだが, Haskell での取り組みは一切見たことがなかったので, 少々これらで遊んで見た日記として本エントリに記す.


AWS EC2 の各種環境を自動構築して distcc による分散コンパイルを実行する

クラウド上でなにか作れというような大学の課題で, 入力パラメータに応じて AWS EC2 インスタンス及びネットワーク周辺と distcc の環境構築を実行して, その上で分散コンパイルをして S3 へアップロードできれば, そこそこクラウドでやった意味があるといえるのかななどと思いつき, 軽い気持ちで作ってみた記録.


AWS SNS + S3 でバケット内の状態を即座に EC2 に反映するまで

ウェブアプリケーションが EC2 上で動作していて, そのコンテンツ内容を S3 バケットによって管理しているシチュエーションにおいて, S3 バケットの状態を即座にそのウェブアプリケーションに反映させたいという事例はよくあると思う(ステージング云々は, 一旦置いておくとして). 本エントリは, AWS SNS による HTTP リクエストをトリガーに, S3 バケットの状態を EC2 上のコンテンツへ即座に反映するための構造と簡単な実装について取り上げる.