Haskell でリンクレイヤーにおける ICMP パケットの構築, 送受信および解析による ping の実装

Haskell で低レイヤーのネットワークプログラミングをそういえばしたことがなかったので, 何か実装してみたかったのだが特別ネタも思いつかないので, とりあえずイーサヘッダ, IP ヘッダ等を含む, 生の ICMP Echo/Reply パケットを扱ってみることとした.

ICMP パケットは IP パケットであるので, 通常は ICMP パケット部分のみを構築してPF_INET等で開いたソケットに送りつけたり, recv 等すれば送受信においては必要十分であるが, これではあまり面白みがないので, リンクレイヤーから扱うこととした.

生の ICMP パケットを扱うということは, ICMP データの自作はもちろん, イーサヘッダ, IP ヘッダの自作が必要となる. またイーサヘッダを自作するということは, MAC アドレスを解決しなければならないので, 最低限 ARP パケットの送受信および解析機能の自作が必要となることを意味する. ARP パケットの自作を要するということは, デフォルトゲートウェイやサブネット環境などを取得する機能も必要である. これらを自作してみた.


AWS EC2 の各種環境を自動構築して distcc による分散コンパイルを実行する

クラウド上でなにか作れというような大学の課題で, 入力パラメータに応じて AWS EC2 インスタンス及びネットワーク周辺と distcc の環境構築を実行して, その上で分散コンパイルをして S3 へアップロードできれば, そこそこクラウドでやった意味があるといえるのかななどと思いつき, 軽い気持ちで作ってみた記録.


AWS SNS + S3 でバケット内の状態を即座に EC2 に反映するまで

ウェブアプリケーションが EC2 上で動作していて, そのコンテンツ内容を S3 バケットによって管理しているシチュエーションにおいて, S3 バケットの状態を即座にそのウェブアプリケーションに反映させたいという事例はよくあると思う(ステージング云々は, 一旦置いておくとして). 本エントリは, AWS SNS による HTTP リクエストをトリガーに, S3 バケットの状態を EC2 上のコンテンツへ即座に反映するための構造と簡単な実装について取り上げる.


VRRP on AWS VPC-EC2

本エントリでは, VPC-EC2 で MASTER 側のヘルスが確認できなくなったときに, VRRP を用いてフェールオーバし, 一定度の可用性担保を実現する場合について1取り上げる. VRRP の実装としては keepalived を用いることとする.

前提

次のシチュエーションを前提としている.

  • インスタンスが 2 つ以上作成済みで, 24, 80 番ポートを SG の設定で開けてあり, どちらにおいても apache2 と keepalived が稼働している.
  • keepalived.conf にそれぞれ MASTER と BACKUP が設定済みで, VPC-EC2 のルートテーブルにて, いまの設定にあわせて 1 つに VIP (192.168.1.1/32) が設定してある.

このシチュエーションがオンプレミス環境上の話であれば, 何の問題もなく, これでフェールオーバが実現できるのだが, AWS EC2 でこれを実現するためには, AWS のルートテーブル側の VIP ターゲットをも貼り直す操作が必要となり, この操作については, ある程度自分で実装しなければならない. いくらか調べて見ると, awscli で同様の環境を作っている事例を多く見るのだが, 本エントリでは諸事情より AWS SDK for go を使って, 操作することとした.


EC2 のタグを SDK で操作

ついこの間に golang を初めて触り1, 大学の授業過程で AWS EC2 を使っていて, そのタグ機能を色々機械的に操作できれば便利だななどと思い, golang でなにか作る良い機会であるような気がしたので, 取り敢えず AWS EC2 のタグ機能に関する操作一式をそれなりに揃えたコマンドラインツールを作ってみた. 実装部分にかかった時間は 30 分程度であった. golang に慣れない身でも, API, 標準ライブラリ, ドキュメントが整備されているおかげでサクサクと動くところまで持っていくことができた.

以下は Usage である (ほぼリポジトリにおいてある README のままであるが).